第3回年次大会開催にあたって

 日頃より本学会の活動にご理解を頂き、誠に感謝申し上げます。

 本学会は2018年に同志社大学で設立大会を開き、産声をあげました。その後の2019年に第1回、2020年の第2回(オンライン)と、同大学関係のみなさんのホストにより実行委員の方々とともに開催されてきました。ここまで短い間に学会としてのソーシャル・イノベーション研究の進展、蓄積がはかられ、学会員相互の研鑽と交流を深め、知見やネットワークを広げてまいりました。関係の方々には学会の立ち上げから大会開催まで、ご尽力いただいたこと、心から感謝申し上げます。

 本学会は2021年度から新しく理事に加わっていただいた方々を迎え役員・執行体制が2期目となっています。第3回の年次大会については露木真也子理事(県立広島大学大学院経営管理研究科)とともに広島でホストを引き受け、大会実行委員会を立ち上げました。そして今回のテーマ「持続可能な社会を拓くソーシャル・イノベーション」とあわせて理事会での了承を得て開催する運びとなりました。

 昨年からの日本国内における新型コロナウィルスの感染状況の推移を踏まえ、今年の大会もオンライン開催を前提として準備を進めさせていただきました。大会実行委員会では広島の地で開催する意義を発信するため、大会開催に先立って「広島エクスカーション・研究会」を10月16-17日(土・日)に実施いたしました。ゲストにお呼びした活動団体の方々による事例発表に対し、ご参加くださった方々からのご質問、対話など、たいへん意義深い会となりました。

 さて、今回の開催テーマは「持続可能な社会を拓くソーシャル・イノベーション」と設定いたしました。地球温暖化や気候変動への対応は「待ったなし」の状況となり、人権や社会的公正の領域での問題も山積しています。さらにはコロナ禍も加わっており複雑なパズルを解いていかねばならない事態です。ここで人類社会の未来のありようを見出し、新たな社会経済のしくみを創出していく必要があるのではないかと考えます。そこで基調講演には「SDGs(国連持続可能な開発目標)」のシンボルを掲げ、講演や執筆、そして自らの暮らしでも実践しておられる川廷昌弘さん(博報堂DYホールディングス)に依頼いたしました。学会員の皆様とともに拝聴し、一緒に議論できますことを楽しみにしています。

 また分科会、国際交流セッションについても、今期から新しく学会理事に加わってくださった方々を中心に、企画・準備を進めていただきました。

 それでは、当日ご一緒できますことを楽しみにしております。

日本ソーシャル・イノベーション学会 第3回大会実行委員会
西村仁志(広島修道大学人間環境学部 教授)