分科会3

15:10〜16:40

「地域共生社会開発の実践―メンタル不調者の就労と働き方から考える多様性と共生社会」

地域共生社会開発(CBID: Community Based Inclusive Development)とは、2004年以降、ILO・UNESCO・WHOの3機関が合同で提唱している機会均等と社会的包摂のための戦略であり、その目指すところです。

本セッションでは、身体、知的、精神の障害三分類の中でも特に精神障害分野に着目します。障害者手帳の有無にかかわらず働く世代のほぼすべての人が困難を抱えるリスクを有する障害分野です。 メンタル不調と“働く”を両立させやすい社会の実現を目指すとき、求められるイノベーションとは? “働く”に向けての支援と、“働く”を提供する企業への働きかけ、の二つの視点から、メンタル不調者の“働く”をめぐる未来のありたい姿を展望できればと思います。

*質疑応答で発言される際を除き、音声ミュートでのご参加をお願いします。

★スピーカー

「うつ病からの復職を支える『Little Plus』のリワーク」

青井 洸 (うつ病特化型職場復帰支援施設 Little Plus (リトルプラス) 代表)

1984年、徳島県生まれ岡山県玉野市在住。公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士。川崎医療福祉大学大学院を修了後、県教育委員会、精神科病院等に勤務。2015年にうつ病に特化した職場復帰支援施設Little Plusを立ち上げ、同代表。2021年には、うつ病以外の疾患または引きこもりの支援事業Breathを開始。障害者就労支援事業を行うNPO法人ここ・からワークスおかやま理事を兼任。専門は個人・集団の認知行動療法、ストレスマネジメント。各種職能団体や企業等でうつ病や精神疾患についての啓発活動を実施し、精神疾患の方が職場復帰しやすく、定着しやすい社会の実現を目指し活動中。モットーは「人のために」。好きな言葉は「永遠の初心者」。趣味は写真撮影。

「精神障害のためのダイバーシティ・マネジメント SELECTION(SDMS)―企業による障害者雇用をイノベーションする新しい表彰制度」

前田裕生(株式会社ミライワーク代表取締役 SDMS(精神障害のためのダイバーシティ・マネジメント SELECTION)実行委員会 実行委員長

2004年3月中央大学経営学部卒業後、2004年4月日本興亜損害保険株式会社(現:損害保険ジャパン株式会社)に入社。営業、営業推進部門での16年間のキャリアを積む中で、メンタルヘルス不調者に向けられる誤解や偏見に疑問を感じ、メンタルヘルス不調者向けの復職・再就職支援のための「株式会社ミライワーク」(障害福祉サービス)を2020年5月に創業、代表取締役に就任。2020年8月には、国内初の精神障害者雇用に特化した企業認定・表彰制度「SDMS」を立ち上げ。 2021年3月県立広島大学大学院経営管理研究科MBA修了。令和2年広島県創業者表彰受賞。誰もがいきいきと働くことができる社会作りを目指している。

★コメンテーター

関根千佳(学会理事・株式会社ユーディット会長 同志社大学大学院総合政策研究科客員教授)

多様な人が共に生きるユニバーサルな社会の在り方を研究。障害者や介護離職者など全員がテレワークで働く株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)会長兼シニアフェロー。放送大学・美作大学客員教授。同志社大学大学院総合政策研究科客員教授(ソーシャル・イノベーションコース)。東京女子大・関西学院大非常勤講師。内閣府・総務省・国交省・経済産業省を始め、多くの自治体や団体でUDやITに関する委員や理事を歴任。著書に「『誰でも社会』へ」(岩波書店)、「スローなユビキタスライフ」(地湧社)、「ユニバーサルデザインのちから」(生産性出版)、「情報社会のユニバーサルデザイン」(共著:放送大学教育振興会)、「シニアよ、ITを持って地域に戻ろう」(共著:NTT出版)など。

★コーディネーター

露木真也子(学会理事・県立広島大学大学院経営管理研究科教授)

同志社大学文学部英文学科卒。東京都公務員、日本IBM、日本電子出版協会、科学技術政策シンクタンク「イノベーション戦略会議」など勤務を経て、金沢工業大学大学院知的創造システム専攻修了。(独)産業技術総合研究所ベンチャー開発戦略研究センター研究員、(財)政策科学研究所 主任研究員、 (株)公共経営・社会戦略研究所 主任研究員、東京工業大学大学院社会工学専攻「国際的社会起業家養成プログラム」コーディネーター、東京工業大学CBEC(チーム志向越境型アントレプレナー育成)プログラム 特任教授など歴任。2016年4月より県立広島大学大学院経営管理研究科 専任教員(ビジネス・リーダーシップ専攻)。同年7月よりNPO法人国際社会起業サポートセンター理事長。修士(工学)。博士(学術)。