分科会1

15:10〜16:40

「農山村はソーシャル・イノベーションの源泉」

SDGsウエディングケーキモデルでも知られているように、SDGsは自然資本(目標6、13、14、15)がベースになっています。その基盤のうえに、社会、そして経済が位置付けられています。農山村には、この自然資本がふんだんに存在しています。本分科会では、パネリストに滋賀県内を始め全国各地で「ふるさと絵屏風」を広める上田洋平さん、京都の料亭「和久傳」から「和久傳の森」を育て、恵みを活かす工場長の瀧村幸男さん、京都でSDGsプロジェクトを推進するSlow Innovationの野村恭彦さんをお迎えします。世界農業遺産をはじめ、京都や滋賀の里山里海・湖からいかにサステナブルな未来が創り出されようとしているのか、懐かしい未来を探ります。

★スピーカー

上田洋平(滋賀県立大学地域共生センター講師)

1976年京都府生まれ滋賀県彦根市在住。専門は地域文化学・地域学。1999年滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科卒業。2001年同大学大学院修了。湖東町歴史民俗資料館嘱託職員、滋賀県立大学地域共生センター助教などを経て現職。「ふるさと絵屏風」によるまちづくりの手法を開発し各地での実践を指導する一方、地域と連携した人材育成や「地域共育」プログラムの開発に取り組む。著書『場づくりから始める地域づくり 創発を生むプラットフォームのつくり方』(共著、2021年、学芸出版社)

瀧村幸男(株式会社紫野和久傳 取締役副社長・工場長)

「和久傳ノ森」は京都の料亭「和久傳」が創業地である京丹後市に作った商品製造施設および森。2007年より56種およそ3万本を植樹。敷地内には安藤忠雄設計の美術館「森の中の家 安野光雅館」、工房レストラン「wakuden MORI(モーリ)」、菓子や総菜を作る工房がある。また、地元農家の米や野菜など、地元食材を活用。瀧村氏は20年以上同社で料理人として活躍し、現在は調理・商品製造技術開発統括ならびに和久傳ノ森の責任者を務めている。

野村恭彦(Slow Innovation株式会社代表取締役/金沢工業大学教授)

京都市在住。慶應義塾大学修了後、富士ゼロックス株式会社入社。2012年6月、企業、行政、NPOを横断する社会イノベーションをけん引するため、株式会社フューチャーセッションズを創設。2016年度より、渋谷区に関わる企業・行政・NPO横断のイノベーションプロジェクトである「渋谷をつなげる30人」をスタート。2019年10月1日、地域から市民協働イノベーションを起こすための社会変革活動に集中するため、Slow Innovation株式会社を設立。京都市内のSDGs事業に多く関わる。博士(工学)。主な著書「イノベーション・ファシリテーター」「フューチャーセンターをつくろう」(ともにプレジデント社)

★コーディネーター

大和田順子(学会理事・同志社大学総合政策科学研究科教授)

東京生まれ・育ち、京都市在住。宮城大学事業構想学研究科博士後期課程修了(博士・事業構想学)。百貨店、シンクタンク、英国化粧品ブランド等で20数年マーケティングの実務を経て独立。2002年、日本にLOHAS(ロハス)を紹介。全国各地で農業遺産や有機農業を活かした関係人口の創出や持続可能な地域づくりを支援。2014年~19年度まで世界農業遺産等専門家会議委員(農林水産省)、一般財団法人日本水土総合研究所理事 地域力創造アドバイザー(総務省)主な著書『アグリ・コミュニティビジネス』(2011年、学芸出版社)、『新コモンズ論』(共著、中央大学出版部)、『SDGsとまちづくり』(共著、2019年、学文社)他